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スクリューコンベア

2011/08/05(Fri) 22:11

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昨日ちょこっとアップしたスクリューフィーダーのシャフトは長さ800チョイでしたが、また別で長さ3000のスクリューコンベアも平行で作ってます


通常納期の場合ならば旋盤加工からフライス加工まで全て自分で手がけて組み立ててるのですが、今回は異常なまでに納期が無いので機械加工の約半分を外注加工屋さんに任せて、今出来る事を片っ端から片付けて行く作戦でやってます

とりあえず現在考えられる一番効率良く先に進むには画像のコイツから畳み掛けるでした

朝からあれこれとオッちゃん達の世話を焼きながら仕事をしてるので中々先に進まなくイライラ気味でしたが、とりあえず3000のスクリューのケーシングの一部が完成しました






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いつも書いてますが溶接自体は簡単で努力さえすれば誰でもマスター出来ます

でも厄介なのが溶接の熱歪みです

このスクリューは長さが3000程有り、ケーシングのオーバーハングが重みで垂れないように中間地点に受けが付いてます
付いてるのは良いが約真ん中地点を溶接するので歪んで曲がってしまいます

このまま溶接しっぱなしじゃチョイと具合が悪いです



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それと排出口のこの部分
切りかいでT字にパイプを溶接しているので気持ち良いほど歪んでます

先端のフランジも最初は水平直角を出していたのにもかかわらず溶接している方へお辞儀してます

どーやって直すねん!て感じですが何時もの如く焼いて水を掛けるだけ

真っ直ぐの基準を知るのには糸を張って距離測定と目視確認してるだけです





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今回のコイツは普通に真っ直ぐに直しただけでは不具合が出そうな予感がする
中間の受けが有るとしてもコイツの中には強烈に重たいスクリューシャフトが入るんだから、中間受けより先のオーバーハングはカナリの重量を支えなければならないはずで有る
なので総重量が先端に掛かった時は数mm下向きに垂れてしまうはずです

一体何mm垂れるのかは頭の悪い僕には解りませんけど
でも感覚的に「これぐらい逆反りしてたら加重が掛かった時に丁度ぐらいかな?」ってアバウトな感覚で微妙な反りにしました

これが凶と出るか吉と出るか勝負







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それでこれって左右方向に真っ直ぐなの?って疑問ですが多分真っ直ぐになっていると思う
一応根拠も有ります
あらゆる角度に糸を貼り距離測定から糸のラインと本体ラインを睨んで「真っ直ぐだと思う!よし!」って感じです
アバウトっぽいけどこの辺の感覚は鍛冶屋では無く未だに大工寄りの感覚で仕事をしています

色々な意味で抜け切らない大工的感覚のお陰で他の職人とは意見が食い違ったり、また仕事を進める方針が違ったりと仲がギクシャクする事も多々有ります

工場ではこんな事言ったりしてませんが、俺は大工と鍛冶屋を融合するニュージャンルの職人だし(自称)

オジサマ達に「鍛冶屋が機械加工ばっかりやってどうする」みたいな陰口を長年散々と叩かれて来て正直悔しかったですが自分の信念で仕事します

大工の職人はカンナ掛けからホソ堀から全て自分で加工して家を建ててるんだ、柱の一本一本自分で作れて初めて一人前の職人なんよね、当然道具の手入れが出来るのも(カンナの調整からノミを研ぐまで)職人の腕

特殊な場合は仕方が無いとして、自分が必要とする部品が自分で加工できなかったらイザって時にどうするの?
比べる自体が駄目なのかも知れないんだけど、本当に凄い大工さんはただの木材をあらゆる物に加工したり細工をしたり芸術家みたいだ
自慢する訳じゃ無いけれどウチの親父もスゲーぞ
しかし自分は残念な事に大工に向いて無かったんだけど、そのかわり金属加工が凄く大好きです

ここ最近は表立って何も言われなくなりましたが、最初の頃はオジサマ達に結構イジメられましたよ・・・
一番悔しかったのが最初の頃は全く仕事をさせてもらえず一年ぐらい穴あけやら掃除やら雑用みたくパシリ扱いで「俺、何でここに居てるんだろう」でした





ブログをやって色々と書いていると忘れていた「何か」を思い出しますわ

そーだ、昔はこう思っていたんだ!って原点的な大事な事とか

自分は何で、大工で安定した収入を捨ててまでコッチの世界に来たのかって事とか

今は無き愛車Z32の、自分の思い描くパーツをイッパイ造りたかったんだなぁ
当時Z32のパーツって少ないし、有ってもベラボウに高かったんだ


アイデアは有る

しかし技術が無い

だから自分の思い描くパーツを自由に造れる腕と技術が欲しかったんだ

そーか、そーか


今はその情熱がダエグに向いているんだな(笑)

Zは維持出来なくなって泣く泣く手放したし、あははははは


最初に偉そうな事を書いてしまったが、結局自分の為だったんよね(笑)
だって格好悪いパーツ付けるの嫌だもん♪





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さてと、そろそろ現実に戻ろう・・・・・




明日は軸受け部分の旋盤加工してフライスでキー溝掘って3000mmのスクリューシャフトを仕上げねば・・・・

これ全て溶接して歪み取りしたら相当縮むぞ・・・・・

溶接と歪み取りでの縮み代を約4mm見ているが思惑通りに縮んでくれるだろうか?

コイツの歪み修正は少々時間が掛かるぞ

ケーシングの反りと合わせて全て思惑通りに事が進んでくれたら気持ち良いんだけどな



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テーマ:カスタム ジャンル:車・バイク

Category:仕事

comment(3trackback(0

2011/08/06(Sat)22:48

職人ですね(^^)。溶接も順番を間違えると引っ張りあってしまうとか聴いた事有ります。 大工さんも今はプレイカットとか言う機械で切り込みして来るので、これから大工さんに成る若者は墨付けや、切り込みをする事が少なく成るんでしょうね。師匠によく言われました、♂は墨を切れ♀は墨を残せと(^^; 拘りの有る職人はカッコイイです。

名前:北の人 (URL) 編集

2011/08/07(Sun)00:33

長いスクリューですね!
こりゃ、値が張りそうだ。

akaiさんて、木もイケるんだ!
いろいろ出来て羨ましいっす。
苦労も多々あったと思いますが、好きな仕事に就けて良かったですね^^

名前:パンくん (URL) 編集

2011/08/07(Sun)23:43

北の人さん

溶接は奥が深いです
大工だったと偉そうな事を書きましたが、僕も一から木造住宅を建てる事は出来ません
本木造住宅を出来る人は尊敬します

一昔前からプレカットやらパネル工法みたいな建物が多くなっているのでこれから育つ大工さんは造作屋に変って行くんだろうぁ・・・

名前:akai (URL) 編集

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