溶接色々
2011/11/19(Sat) 18:12

やっとスクリューのトラフ部分の溶接が終了した
本当はもうちょっと早く出来る予想していたのだが、材料発注でごたついたり
入ってきたは良いが材料屋さんの勘違いで違う材質が来たりともう後手後手
パッ見は普通のステンレスですがこれはSUS316と言って、ステンレスの中でも上級グレードに位置します
通常良く使われるSUS304でもかなりの耐腐食性を持ち合わせていますが、海水等の強い塩分にさらされると錆びてしまいます、また収める現場などで強い腐食性ガスが発生するような雰囲気でも304では長持ちしません
そのような場合には今回使用するSUS316もしくはSUS316Lで機械やホッパーを製作します
でもこの316は物にもよりますが、材料発注を掛けてからウチに納品されるまでに少し時間が掛かるんですよ
しかもキロ単価がドえらい高い!
失敗なんてしようモノなら延髄切りされます
今回は僕のミスじゃなく材料屋さんの間違いなんでソレはソレで良いのだが、あんま納期ネーんだぞ?!
最終的なしわ寄せは俺に来るんだぜ?
取りあえず来週頭には酸洗に出して内研も出さなきゃ

取りあえずトラフは置いといて昨日作り掛けの混送管の続き
これチッコイから中の奥が溶接し難い
中からにせよ表からにせよどちらかを先に溶接すると、反対面が酸化しまくって気持ちよく溶接出来たもんじゃない
こんな場合も内部にアルゴンガスを充満させておけば、次に溶接するときに気持ち良く走れる
本当は角溶接でも楽に裏波が出せれば良いんだが、角の裏波ってなかなかキレイに出ない
ムチャクチャ電気を強くすればソコソコ波が出るんだが、歪みがキツクなるしなぁ
悩む所だ・・・・
(テープやウエスは中のガスを極力漏れないようにしてるだけです)

入熱しやすい場所は裏面もソコソコ溶接されてた
約6割がた着いてるんで残りの溶接はかなり楽だ
もしも中にアルゴンガスを入れずに強い電気で溶接すると、写真で青く焼けた部分が真っ黒コゲのガビガビ岩石みたいになってます

よっしゃ
後はフェルール着けて研磨に出せば完成だ
でもまだ別に半端な大きさのコニカルが二つあるんよね~
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Category:仕事
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2011/11/20(Sun)06:41
バイクネタが続きましたが、年末が近づいてきて忙しくなってきましたか???
SUS316というのが塩害に強いんですね~なるほど~
名前:yoisa (URL) 編集