Home  > 仕事 > スクリュー完成

スクリュー完成

2009/11/16(Mon) 19:31

溶接完了です
今日は朝からアチコチ走り回ってバタバタとした一日のスタートでした。
一先ず用事を済ましたら、土曜日の続きでスクリューの溶接作業です。
でかすぎ
溶接が完了すると、溶接の歪を取らなくてはいけません、見た目に真っ直ぐでもぐにゃぐにゃに歪んでます
歪み測定するのと、歪み取りのジグにスクリューを乗せると明らかにデカイ(ジグが)
このジグはウチでよく作るサイズのスクリューの平均的な大きさで作っています
今回のスクリューには大きすぎて正確に芯ブレ測定が出来ない!

ラジコン用ベアリング
でもこれは最初から解っていたので、家から、余っていたラジコン用のベアリングを持ってきた
この小さなベアリングで測定ジグを作る作業開始です。
部品
余り手の込んだ物を作るのは時間が掛かるので必要最低限の部品を作りました
オモチャみたい
あはははは
オモチャみたいみ可愛いです(笑)
ちょっとヤッツケ仕事ですが、多分滅多に使わないと思うからこれでよし!
完成
作ったローラーをチャンネルに溶接して完成

超原始的?
これにダイヤルゲージを当てて芯ブレを測定して、水糸で通りを目視&距離測定で真っ直ぐを確認するだけの物なんですが・・・

歪取り
歪みの取り方はいたってシンプル、歪んで曲がった所を見つけてアセチレン(バーナー)で灸をすえて、水を掛けて一気に冷やす
金属は炎などで加熱して膨張した所を一気に冷やすと、冷えて伸縮する時には元の状態よりも引っ張る性質を持っています。溶接熱で歪んだ(引っ張った)逆の場所を、逆方向に歪ませて真っ直ぐにしていきます。言葉では簡単ですが、焼く場所に炙り方一つ、水を掛けるタイミング、これを見極めないと余計にグニャグニャになります。よその工場を見たことが無いので何とも言えませんが、物凄くアナログで原始的な方法なのかも知れません、設備の整った工場ならプレス機などで直してるかもしれませんね?
こんな原始的な方法でも、自分に仕事を教えてくれたお師匠様は凄い人でした!
言い方は悪いですが、ヘンコツで変わり者で短気でとんでもない爺さんでした!(これ見られたら怒られるな・・・)
でも、流石昭和を生き抜いて来た職人、腕はピカイチで、溶接にしても、計算(展開)にしても、曲げたり炙ったり、どんな事をさせても素晴らしい職人でした(まだ生きています)
でも一度機嫌を損ねると、最低半年は口をきいてくれません
自分は生意気で負けん気だけは強いのでシカトかましていたら、今度はセットハンマーを投げつけてきます!さすがにこれはビックリしましたが・・・。
お師匠さんは元気にしているかなぁ?


灸後
この丸く焼けた後が灸の後です
一応、歪み取りで両端1/100以下(ベアリング精度と誤差を入れたとしたら1/100~2/100かな?)ぐらいまでは芯が出てますが、今回のスクリューは方持ちだし、ケーシング(本体)が手元にないのでクリアランスがどれだけかわかりません
念のために旋盤で外径を整えます

二次加工終了
二次加工も終わって、測定ジグに乗せる為だけに仮で溶接していた部分を切り離します
取る
こんな感じになります
とりあえず完成!
今回のスクリューは特急品で研磨とかしなくていいらしいので、溶接焼けの色は酸を塗って表面を白くして終了です
でもこんだけ残業したり土曜日に仕事出たりして作ったのにコレは間に合わせらしいです・・・
なにやら詳しい事は書けませんが、金属自体が余り宜しくないようで・・・
だから樹脂のスクリューなんですね
メーカーさんの本ちゃん樹脂スクリューは納期が長いらしいです
でもメーカーさんは、NCやマシニング使って削り出すんだから俺が製缶するよか勝負が早いでしょ?
間に合わせの使い捨てと知りながら作る製品は何か寂しくも感じます。
スポンサーサイト

Category:仕事

comment(5trackback(0

2009/11/16(Mon)19:41

毎度、でもそれだから職人技が必要ですね(^^)長い時間はメーカですね(誰でもいいものは出来ますよ)でも一次でも凄いものを作る技があるのが、好きですね(^^)応援しますよ(^^)

名前:hiro (URL) 編集

2009/11/16(Mon)21:16

いや、こんなのはオモチャみたいな物ですよ・・・
ドイツや舶来物の機械を見ると自分の次元の低さを痛感します・・・

特にドイツ製は素晴しいの一言ですよ!どーやって作ってるんだろう?と、かなり興味をそそられます!
でも、日本の機械も素晴しい物が沢山あります
考えた人は天才ですが、それらを作った人は神様だと思います!
自分も何時かは「どーやって作ってるんだろう?」と、人を悩ませるような物を作りたいです

名前:akai (URL編集

2009/11/17(Tue)00:00

うちでは、スクリューは造っていないので、とっても参考になりました!!

やはり片持ちですと、ケーシングとの接触なども考慮して樹脂でないとだめなんですかね?

でも、相変わらずいい仕事してますね!!


名前:ごう (URL) 編集

2009/11/17(Tue)00:22

いえ、SUSで方持ちスクリューは出来ますよ
ウチのオリジナルのサニタリー式スクリューで口径がΦ120~160で長さが1000~1500ちょっとのもモノなら何機か収めた事有ります。
樹脂を使用しているのは、送る製品が金属を嫌う性質の為だと思われます

名前:akai (URL編集

2009/11/17(Tue)00:24

口径Φ200チョイあったかな~?
忘れちゃった

名前:akai (URL編集

コメントの投稿

コメントの投稿
Decoration
非公開コメント


トラックバック

トラックバックURL


▲このページのトップへ