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ロータリーバルブ

2013/02/02(Sat) 19:16

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2012年12月末から製作を始めたロータリーバルブが完成しました
本当はもっと早くに完成する予定だったのに年明け早々急遽エンドユーザー立会いの下で未完のまま工場で空輸テストなどしたお陰で出荷ギリギリの完成になりました(因みに明日)


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コイツが去年フライスでくりぬいたシームレスで出来たケーシングです
ほとんど面影が無くなってるでしょ?




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おけつからの眺め
この美しい曲線美
いいよいいよロータリーちゃんいいよ!ハァハァハァ・・・・
なんて書いたら普通に変態ですね
でもキレイに仕上がったでしょ?



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遊んでるヒマもないのでボチボチと組み立てていきましょうか
コイツはシャフトを保持するベアリングボックスです



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ベアリングを叩き込んでシャフトを通して菊ナットで締め上げる




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組み上がったらこんな感じになります
むっちゃショーも無く見えますが実はかなりの高精度で作り上げられています
コイツが僅かコンマ台狂っているだけで使い物になりません
もちろん先程のケーシングもね
ロータリーバルブって意外と精密に出来ています





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さて次は動力部分

モーターベースにモータを取り付ける
今回のはカップリング仕様です


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取り付けたらこんな感じ
重たいしバランスが悪いから立てた方が作業しやすい

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でもって先程のベアリングボックスとカップリングでジョイントして合体



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いよいよケーシングと合体と行く前にシール部分の組み立て
このケーシング内部とベアリングボックスを隔離するシールなのですがここが結構苦労する部分でも有ります
シールにも色々なタイプが有りランタンリングを入れてエアパージやグランドパッキンやオイルシールなど様々
どのシールにも一長一短が有ります、しかしながらお客さん所の環境に適合させるとなると選定も限られてきます
更に流す実粉の粉質も絡んでくるから難しい
フラッシングしたりやたら流動性が良い粉や、吸湿性が有り時間が経つとガチガチに固まるナトリウムみたいな性質や、顕微鏡で見るとイガ栗みたな結晶で結合性の高い等様々で、その粉事態がシールを攻撃して破壊してしまうパターンが有ります
今回も結構タチが悪い粉です、しかもコチラが選定したシールが嫌だと言われたので困ったもんだ・・・
まぁ仕方が無いのでこのパターンで行きましょうって感じですが大丈夫かなぁ~・・・・
テストでは上手く行ったのですが、長いスパンで見るとどうだろう?それが今の所正直な気持ちです
別に隠す程でも無いのですが一応それなりに苦労して来ている部分なので・・・






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ドッキング
もはや「何これ?」って感じで長い


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正しくは横向きで使います
ウチのロータリーバルブってもっとコンパクトだぞ?!
打ち合わせでこうなったんだから仕方が無いとしてそれでも「なんじゃこの長さ」
因みに非人道的な重量で一人で持つと腰を壊します


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ケーシングは完成したのでローターの組み付けです



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コイツが中に入るローターです
シュラウド付きヘリカルローター
写真では殆ど真っ直ぐに見えるので「ほんまヘリカル」って感じです



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このシャフトにブッ刺さります
この角度から見るとフライスで加工途中の面影が有るでしょ?




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ローターをつけました
微妙だけどヘリカルでしょ?(への字)
作りながらに思った事なんですが、こんなに微妙なヘリカルなら真っ直ぐでイイんじゃないか?
展開やらなんやらで無駄に時間とコストが掛かるだけだなんだけどね




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見ての通りですが方持ちシャフトです
フタ側ではローターの重量を支えていないので簡単に内部にアクセス出来ます
分解には二本の六角レンチが必要ですが、その他は工具無しで簡単にローターを取り外して洗浄する事が可能です
またローターの穴も貫通してるので洗浄後の乾燥も確実に行えます




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フタを閉めて完成
今回ロータリーバルブはフタをノブボルトで取り付けるタイプです
このフタにヒンジを設けて扉のように開くタイプも製作出来ます
一応基本となる形状が御座いますが、設計から溶接・機械加工全てを自社でまかなっていますので、お客様の要望に応じた仕様の機械の製作が可能です
今回のサニタリー式ロータリーバルブは殆どウチの従来型とはかけ離れた設計でした、加工冶具も新たに多数製作し直しています


普段はアレだけどヤルときゃヤリます!



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因みに専用設計だから出来る事

羽が生えた!



コレは製缶や機械加工業界にもアート分野を取り入れようと新たなる試みで、テーマは「ちょっと普通じゃないロータリーバルブ」です
何となく強そうでしょ?武者の兜の吹き矢返しも何のその岡本太郎も真っ青!

世界よコレがジャストプランニング・ザ・アートだ!(英文で書けない)



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そんな訳も無く、昇降ターンテーブルに取り付ける為のブラケットですわ・・・・
ロータリーバルブってのは大体が空輸装置の排出に使われる機械なんですよ
空輸ってのは粉黛加工で最初の時に行われます(大体が)
て事は機械が高い位置に設置される場合が大半です
先程も書きましたが非人道的な重たさのコイツが上に設置されて、クリーニングやメンテの度に作業する人が危険に晒される訳です
そらアカンやろって訳で昇降装置とロータリーバルブと捕集機で1ユニットとして使用します
※今回のパターンは一例です、下で処理する機械や現場環境等様々にニーズに対応します


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そしてホッパーが付く



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更に捕集機が付いて完成

明日は積み込みと合って今日はバタバタ(じゃ写真撮って遊ぶな)
本当ならもっと工場を片付けてカバーやら全てを付けてキレイな状態をお見せ出来なかったのが残念です><
この下に何の機械が付くのかは明かす事が出来ませんが、この昇降ターンテーブルと空輸装置で安全に、クリーンな環境が提供できれば良いなぁと思います

今回の空輸装置はバグフィルターですがサイクロンも製作可能です






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テーマ:カスタム ジャンル:車・バイク

Category:仕事

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2013/02/02(Sat)23:11

すばらしい仕上がりですね。
もの凄くかっこいい!!!
冗談抜きにアートを感じました。
私はこんなにかっこいい物作れません。
社内で使う治具とかなので、必要以上に凝った物作ると怒られちゃいます(笑)

名前:くへどん (URL編集

2013/02/03(Sun)20:46

くへどんさん
有難う御座います^^
治具でも必要以上のクオリティで作って「機能美だ!」って言い切ってやって下さい!
僕なんてブラストボックスを作っている最中に「仕事で使うんだ!」と言い切ってやりました(笑)

名前:akai (URL) 編集

2013/02/04(Mon)21:13

いい仕事してますね!!

akaiさんの仕事への取り組み方、
私も見習って、もっといいモノ作らなきゃ~(汗)

名前:ごう (URL) 編集

2013/02/05(Tue)13:03

ごうさん

有難う御座います、ごうさんにそう言ってもらえると凄く嬉しいです

僕は僕で、ごうさんのブログを見て「うわ~ええ仕事してるなぁ、俺もこのまま負とったらアカンなー!」と物作りに対するモチベーションを頂いています、有難う御座います

名前:akai (URL) 編集

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