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RとRの繋がり

2013/07/10(Wed) 19:04

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皆さん暑い毎日いかがお過ごしで?
ただでさえ暑いこの時期に、バーナーを扱ったり溶接したりとドM街道まっしぐらのakaiです



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ここ最近バタバタっと作り物が決まって、材料取りや展開しつつ溶接したりとキリキリ舞です
特に緊張と言うか責任重大なのが展開作業です
展開と言うのは立体の物を一枚の平板にするとどのような形になるのかと言う作業です
この仕事や業界に携わらない人にはピンと来ないかも知れませんが、この画像のモノは元々は1枚の平板でした



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コイツ達は角がRになっていてそれの集合する部分がこんな感じになる


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プレスで絞って整形する場合は話しが変わって来ますが、通常の製缶仕事で製作していくとRとRとRの合流はこんな感じになってしまう

この角Rは球体展開してるからこんなんだけど、市販の都合の良い半球キャップが有るのならば1/4カットして溶接するのも一つの手だと思う




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いくらR展開しても、ちゃんと板が合流して密着しなきゃ意味が無い
そこで登場するのが旋盤でR削りした鉄の塊




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裏に球体の当てをして、表からハンマーやらで叩き曲げていくと角Rが完成する




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裏面から
割とキッチリとくっ付いてるな
展開が正解だったようだ


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ん~・・・
でもやっぱ何となく気に入らない
上の天板は一枚取りでいきたいんだけど、でも先に曲げた隣のRの先端がパンチとVに当ってブレーキで四方Rが踏めなくなるかな?



展開作業で難しいと言うか、キッチリと考えなきゃいけないポイントが有る
それはどれだけ精密に展開出来ようが、実際にブレーキ(プレス機)で曲げれなければ意味が無い
またブレーキで踏みやすさばかりを追求して板取してしまうと、今度は溶接箇所が増えてしまったり、余計な溶接をするが為に歪みが大きく出てしまったりする、それプラス定尺板にどれほど効率良く収めて半端を出さぬようにするか等、色々と考慮して総合的にバランスを取らなければならないのが頭痛の種
なんせ一つや二つなら少々はイケイケなんだけど、製作数が10とか20単位になってくると板取一つでウン十万単位の利益が変ってくるから責任重大






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自分的には完成後に溶接痕や歪みが目立たない場所に継目を持っていくんだけど、俺が展開したヤツを曲げ屋さんに持っていくと職人が顔を歪ませる時が有る
「ジャストさんの曲げってなんでこんなにヤヤコシイやつが多いんですか?」だってさ
そんな事俺に言われたって困るが、今回のコレも正にソレなようだ


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基本的には最初のヤツが少し大きくなっただけなんだけど、今度は天板が角丸になっている
板取の都合も有るんだけど、俺はどうしてもこの位置で繋ぎたいんだわ
曲げ屋の都合曰く不細工な場所で接いでくれと言われたが、いくらオール研磨のビートカットとは言え、そんなモン完成後に溶接痕が目立ってしゃーないわ

少々ガッツリと切り込みを入れられてしまったが何とか曲げてくれたから助かった
でもコレそんなに難しい曲げか?確かにめんどくさそうでは有るがね




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これも先程みたく裏に球体の当てをしてハンマーで叩き曲げていく



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これもキッチリついてるんで展開は正解のようだ


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上からみたらあまり解らないけれど

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横からみると微妙に角丸だと解る
まぁ確かにブレーキで踏むの大変かもね、サイズもソコソコ有るし踏む順番間違えたら終わりだし
角Rの集合部分をもう少し踏みやすく考慮して板取するから何とか曲げておくれ




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ラストは今回の分で一番大きいサイズの物
このサイズになって来ると俺の所の小さな常盤じゃ少々作業しにくいね


取りあえず天板部分の計算はこれで間違いが無い事を確認した
一種類につき製作数が12か16だから計算を間違えて全部発注しちゃうと損失がトンでも無い事になってしまう
ザックリ計算で材料費がウン百万単位だから責任重大なのは言うまでも無い
誰か変りに展開してー!><

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テーマ:カスタム ジャンル:車・バイク

Category:仕事

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