Home  > ワンオフとその他 > 再びフォークガード

再びフォークガード

2014/09/18(Thu) 20:17

1_20140918163035040.jpg


みなさんこんちゃーす
9月に入ってから急に真面目にブログ更新しているakaiです
今月の初めにも製作した高級なフロントフォーク用のフォークガードをまた作ります


2_2014091816303774a.jpg

作り方はシンプルです
SUSの薄板を型通りに切り出して、R曲げして溶接するだけです
でも普通にRを曲げるだけでは合わない物も有ります

コイツです



3_20140918163038bdf.jpg


どんな感じで曲げるのかを解りやすいようにマジックでラインを書きました

右の板が曲げる前で、摘んでるのが曲げたものです

曲げRは上下で大きさが違います、角度を付けて板をオフセットするのでこんな変わった形の板を放射線状のRで曲げています




4_20140918163040f83.jpg

3枚の板をキッチリとRを合わせて仮止め
曲げがおかしいと隙間が出来てしまう
板が薄いので少しでも隙間が開いてしまうと溶接の時に、そこが溶けて無くなったり、陥没してしまったりします



5_20140918163041c91.jpg

無事に溶接完了
薄い板でしかも装飾品に使う物の溶接は特に神経を使います
この手の物は一発勝負で少しでも失敗するとスクラップへと直行です




6_201409181630545f7.jpg


研磨の下地です



7_201409181630569b7.jpg


下地も粗い番手から順に細かい番手まで上げてラストのバフ仕上げで磨き上げます


これで#300ぐらい

#400ぐらいになってくると鏡状態になってきて#600まで行くとほとんど鏡です

でも確実に「メッキ?」って聞かれます

高級仕様も限度を越えると逆にチープな印象になる事が在る
好みの問題なのでドチラが良いかは不明





8_20140918163057e3f.jpg


今度はバンド部分を作ります

コイツも素材段階では光ってません




9_2014091816305813b.jpg


磨いて、曲げて、巻いて完成


11_20140918163059d42.jpg

ガード部分とバンド部分の合体タイム


12_2014091816311106d.jpg


コレで完成









13_20140918163112abf.jpg

と言いたい所なのですが、今回のブツはオーナー様のご希望によりヒートカラーのご指名です

炎を出す物は多数所持しておりますが、キレイに焼け色を出すのに最適なのがこのレンコンバーナーです

金属を加熱してキレイに色を出すのに必要なのが、良質の下地処理と、広範囲を満遍なく炙る事の出来る大火力のバーナーと後はカンです





14_201409181631143b8.jpg


焼いた直後です
焼き加減はこの色を見て判断しています

金属を加熱すると最初は赤っぽい色からオレンジ色に変化して、更に明るいオレンジになり、またまた白っぽいオレンジと言うか黄色に変化して、ラストに太陽のように眩しく白っぽく光を放ち、この一瞬を過ぎると溶けてしまいます

鉄筋などを曲げる時にも炙りますが焼けば良いって訳では無い



15_20140918163116fa7.jpg


放熱して温度が下がり始めると熱のこもった部分がどんどんと暗くなってくる
それと同時に先程まではシルバーだった表面が青く色付づき始める




16_20140918163117786.jpg


温度が下がり、赤く発光している部分がなくなると色が付いたのが良く解る
この表面が色づいて変化していく様子を眺めるのもなかなか楽しい


まぁ個人的な感想なんだけど、ビートのエキパイの焼け色を見て思うのが、芸術的な色合いと絶妙な炙り加減に職人の拘りと腕の良さが伺える




17_20140918163145811.jpg


あ、焼け色で仕上げてとは聞いていたのだが、依頼主さんの好みの焼け加減を聞くのを忘れた

因みに左がレアで右がウエルダンです

恐らく依頼主さんの好みの焼け加減は・・・・・





18_201409181631463a9.jpg

コレだと思います

ミデアムウエルダン


依頼主の方は無類のブルー好きなのに、あえてボディーカラーに青を選ばず黒をチョイスして、ソレを自分色のブルーに仕上げるマニア・・・いや失礼 

拘り派のブルーフリークの方なので恐らくこの色を指定してくるだろうと、勝手に決め付けてみた

因みにレアだとかウエルダンとか言ってますが本気です

焼きの感覚的な物差しは人それぞれで微妙に誤差が有ると思います
でも自分の中の時計で、炎を離すタイミングがかなり早いと赤紫系
早いのは早いが少しネバって青紫系
ミデアムと思う時点でブルー系にシフト
コレを超えてウエルダンになると水色と言うか、白っぽいブルーへと変化
さらにこのボーダーラインを超えてしまうと、くすんだ感じの色に変化して行き、更にはグレー系に変化する

だからこの色は自分の中では、紫からブルーへと変化した頃合のミデアムウエルダンなのです



因みに焼きが足りない場合には追い炊きすれば一つ上の色に変化してくれます
でもね、過ぎた場合には一度表面を再研磨して(表面を削り取る)一からやり直しです
でも金属は加熱冷却を繰り返すと歪が大きくなるので、出来る限りは一発で仕上げたいところです





19_20140918163147ab5.jpg

蛍光灯や水銀灯の元で見るのと、紫外線の多い太陽光の元で見るのでは色合いが微妙に違って見える事が有ります
電気の元ではキレイに見えても太陽光の元ではくすんで見える事が実はあるんですよ

コイツは屋外でもきれいに色が出てるので一安心
でも紫外線の強烈な真夏の炎天下の元では少しくすんで見える可能性も有りますのでご了承下さい



DSC_0034_201409181631488ad.jpg

因みにわたくしが好むヒートカラーはこんなぐらいの青紫~濃い青だったりします
ミデアムレアです


コイツは高級フォーク用ガードver.1の試作品
試し焼きの実験台になってもらいました




スポンサーサイト

テーマ:バイクカスタム ジャンル:車・バイク

Category:ワンオフとその他

comment(4trackback(0

2014/09/18(Thu)22:44

こんばんは、青マニアです!(爆)

この度は、無理を聞いて頂き、ほんとに感謝です!
ミデアムウエルダン、超美しい色で感激してます!
すごく楽しみです!
ほんとにありがとうございました~!

名前:青マニア (URL) 編集

2014/09/18(Thu)23:05

青マニアのNikkorさんこんばんは(笑)
焼け色も様々で、本当は確認してからやるべき」ですが、焼く手前で「あ、どんだけ?」ってなりました^^;
でもNikkorさんはパープル系よりもブルー系かな?しかも濃い青、って勝手に解釈して仕上げました

名前:akai (URL) 編集

2014/09/19(Fri)19:47

青マニアさんも 禁断の高級前足に手を出したんですね~(^^)V

もう、フォークガードは商品化決定ですな~
どこに出しても自慢の品物ですよ!

まあ、私はバフバフ~ですけど(笑)

名前:南悪代官 (URL) 編集

2014/09/19(Fri)20:30

南悪代官さま
裏メニューってヤツにラインアップされています(笑)

名前:akai (URL) 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
Decoration
非公開コメント


トラックバック

トラックバックURL


▲このページのトップへ