Home  > ワンオフとその他 > ちょっとした物

ちょっとした物

2015/12/16(Wed) 18:36

1_20151216183041b92.jpg


皆さんこんばんは
今年はブログ放置気味のjp-akaiです
いやまぁ言い訳なんですが一人は忙しくて時間が無いのと、守秘義務やらなんやら難しい約束事があるのでアップしたくても出来ない事だらけなんですわ
ん~、社名も詳細も、勿論ユーザー名も明かさないので、せめて工作してる所ぐらいはアップしちゃ駄目ですかねぇ?O原部長

ま、ソレだけじゃなく根本的に時間が無い事が多いのでブログのヒマがないんですがね><

それはさて置き、さーてさて
2015年もあと少し
長いいやら短いやら良く解らないうちにjp-akaiの一年が過ぎようとします




2_2015121618304214a.jpg

で、今日は何やねん?てな感じでは有りますが、とあるブツの製作風景です
コイツぁ~俺がオリジナルなんで守秘義務なんて存在しませんぜ旦那ぁ~(へら笑い)


3_2015121618304365e.jpg

簡単に説明しますと、最初に写ってる長くて細い棒を寸法切りしている所です
切断制度やら仕上がりの美しさは勿論、合理的で手っ取り早く
要約すると、仕事は勝負が早い方が良い
そんな訳で旋盤に段取りをセットして、連続で突っ切っります




4_20151216183045521.jpg


余談話

「どーせ切るんだから」みたいな合理的な考え方(横着とも言う)だから後ろはエライ事に
旋盤使わない人には解らない事かも知れないが、回転上げるもんだからワークが遠心力でシナってブインブインカランカランとけたたましいと言うか危険極まり無い
それでも短く切る気は無い



5_20151216183046efc.jpg


さてさて
旋盤で突っ切ると確かに片方の切断面はキレイなのだが、反対側にヘソが残る
ソイツの始末とC面処理の為に再びチャッキング



6_20151216183055822.jpg

ぅわヤベ
こんだけの数になってくると飽きてくるわ・・



7_20151216183056eb1.jpg

飽きてしまうと話が終わるので、気合で旋盤作業終了

次はですね、手に持つ細いキリの出番です
手が汚いのはカンベン><
この仕事はなんしか汚れる



8_20151216183057992.jpg

で、このキリで先程旋盤から上がった丸棒に突き通す貫通穴を開けたいんですよ




9_201512161830583f3.jpg

思惑はこんな感じにブッスリと



10_201512161831007ca.jpg

でもね、工作した事の有る人なら解るかも知れませんが、実際はRで滑ってしまいキリが反れてこんな感じになって穴が開かない所かキリが折れます><



11_20151216183110b98.jpg

キリが折れないようにするにはフライス等でキッチリとセンターを出して慎重に穴を開ける必要が有るのですが
こんだけの数になるとそりゃ大変な事でなんですよ
実際に最初の時は面倒でもフライスで空ける以外に選択儀が無かった分けです、しかし時間が掛かりすぎる事とそれでもキリが直ぐに駄目になってしまう困難に直面して「こらアカンわ・・・・やってられん」となったのです
でも欲しいと言ってくれる人が居る
だからどうしても少しでも効率的に安定して作る方法は無いかと考えた結果、こんな穴あけジグが出来ました

先程の旋盤での切断作業も効率を追求した結果がアレになった訳です



12_2015121618311189a.jpg

面倒の一言で済ますのは簡単なんだけど、穴を開けると返り(バリ)が出てしまう
それでは今までの苦労が水の泡
面取りまでして初めて穴開けが終了


13_20151216183113765.jpg

油でベトベトなんでラッカーにてキレイに洗浄





14_20151216183114485.jpg

コレ何か解ります?
途中にジグにDAEGの文字が入っているのでもうお解かりかも知れませんね?




15_2015121618311507d.jpg

はい
ライトカバーのステーを作っている最中なんです
今回は省略していますが、この曲げたステーもこうなるまでにいくつもの苦労と試行錯誤の繰り返しでした
この短い距離で穴に影響を出さずにキッチリと角度曲げをする
知れば簡単なんだろがコロンブスのタマゴ的な発想と、ソレを実現する為のジグの製作
ぶっちゃけ単品一発勝負ならその時の気合とモチベーションで乗り切れるんですがね
安定して同じものを作り続けようとする事は意外と大変な事でした


余談ですがSUSは塗装の食いつきがあまり良く有りません
塗装前の美観追求も勿論ですが、塗装の足付け的な意味合いでガラスビーズ(ショット)にて表面処理もしています


16_201512161831299e2.jpg

ステーとの溶接も安定して一定の条件をクリアーさせるには専用ジグが必要不可欠
最初の時はスコヤ(サシガネみたいな物)と気合とカンで位置を出していましたが、流石に数が増えてくると疲れると言うか嫌気がさしましたね(苦)
それと失敗して材料と時間が無駄になる事も多々ありました><


17_201512161831319a1.jpg

ちょっとした物なんですがソレがあると作業ははるかに捗り失敗とロスが減ります
でもそのちょっとした物を思いついたり作る事も意外と大変と言うか気合と熱意が無ければ出来ない事なのかも知れない



18_2015121618313204a.jpg


いくら溶接ジグで固めているとは言えども、やはり熱歪みと仮止め段階での僅かな誤差で狂いが生じるんだ

物が冷めてから各寸法チェックと、狂いが出ている場合に修正を施す
でもやっぱ俺も人間なんで完璧では有りません
取り付ける時に「何かおかしい?」と感じた場合には微調整して下さいね(ユーザー任せ)
明らかにおかしい場合にはご連絡下さい
素直に謝りますんで・・・







19_20151216183133326.jpg

溶接すると焼けが生じる
好きな人は好きかもしれない
しかしコイツを放置する訳には行かない


20_20151216183134284.jpg

で、この緑の怪しい液体にドボン
因みにコイツは酸です
SUSの表面を一皮めくる程強力な酸です



21_20151216183146c33.jpg

このまま一晩放置

(熟成中)



22_2015121618314793f.jpg

そして酸から引き上げ水洗いするとキレイに真っ白に生まれ変わります
ブラスト処理もしてますが、この酸洗いをすると更に塗装の食いつきが良くなり剥がれ辛くなります



23_20151216183148396.jpg

そしてお客さんからのオーダーで塗装の指定が有る場合には、塗装してからの納品になります

因みに一応純正塗料なのですが、塗装環境の違いやらで色合いは完全に一致しません
元々は「色が塗れないから何とかして」との相談が多くて希望に答えるかたちで始めたサービスなのですが
カワサキの純正色は凝った塗装方が多くて色合わせに四苦八苦します
特にキャンディアイビーグリーンと、ゴールデンブレイズドグリーンは色が合いません
キャンディインペリアルブルーに至っては色すら販売されていません
塗装に自信が有る方はご自身にてトライされるのが良いかも?




24_201512161831501f8.jpg

ライトカバーをはじめ色々な物をオーダー頂けまして本当に有り難う御座います
時には自分で作った事すら忘れてしまっているような物まで製作依頼を受けたりします
その時に改めてブログを見ていてくれて有り難うと思っています
しかし振り返ってみるとよくもまぁこんな変態パーツばっかり作ってきたモンだと自分に対して褒めてあげたい事や、逆に恥ずかしいことも沢山有ります
この先何時までこんな事を続ける事が出来るのか自分でも良く解りません
でも自分を支持していくれている人が居る限りは頑張ってみようかな?と思います



スポンサーサイト

テーマ:カスタム ジャンル:車・バイク

Category:ワンオフとその他

comment(4trackback(0

2015/12/17(Thu)00:39

この変態ぶりに支持させて頂いています!(笑)
これからも、よろしくお願いいたしますね~!

名前:Nikkor (URL) 編集

2015/12/17(Thu)22:50

Nikkorさん
あざーす!
でもNikkorさんは僕の3倍は変態だと思いますよ!

名前:akai (URL) 編集

2015/12/21(Mon)22:26

akaiさん、頭いい!
丸棒の側面穴明け、アイデアいただきます!

旋盤の飛び出し怖いです
昔、飛び出した棒が突然曲がりぶっ飛んだことがあります(笑)

名前:くへどん (URL編集

2015/12/22(Tue)12:20

くへどんさん

まいどです
丸棒の穴開けジグなかなか良いでしょ?
特に数物の時は威力を発揮すると思います

旋盤の後ろの突き出し
ヤッパ危ないですよね^^;
ガランガランうるさいし
次からは横着せずに短く切ります

名前:akai (URL) 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
Decoration
非公開コメント


トラックバック

トラックバックURL


▲このページのトップへ