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レッドゾーン

2018/03/07(Wed) 23:58

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皆様、お世話になりますjp-akaiです

三月ですね
エグイぐらい早いですね
このペースで行くと 「今年も残すところ後わずか・・・」みたいな見出しもすぐに訪れるのでしょう><

本題とは話が脱線してしまうのですが、今の日本って不景気なのか??
現在、自分の目線での話なのですが、いまの日本は好景気なのでは?
なにやら日本の企業は人手不足?

うん、多分そうなんだろう

俺もソレを感じている

逆に今までならば、見積もり→発注ってのがセオリーだったのに(相みつ多し!)
図面が届いた瞬間に発注 「とりあえず、いつ出来ます?」

無茶苦茶やろ・・・・

みたいな



これが良い傾向なのか?悪い傾向なのか?は、今は判断出来ません
ただ解っている事実は、目先の利益に目が眩み、安かろう良かろうで中国や韓国に大切な技術とノウハウを流出してしまい
逆に日本国内の技術者を蔑ろにしたツケで有ると思う
それともう一つ大きいのは、技術の伝承が出来ないままに高齢化が進み廃業してしまった工場が多い

今、中国やアチラの国も物価が上がり、安い人件費だけが取り柄のうま味も無くなり
逆に品質管理雄コストがかさみ、リスクの大きい国外生産の意味が無くなっている
それで日本に帰ってきている企業が増えているようだ


しかしこの先どうなるのかは、見当もつかない
日本はこれから技術者が育つ環境になって行くのか?
それとも逆にブローカーが幅を利かせて、賃金の安い外国人労働者を国内に呼び込み、再び日本経済と産業を食い潰すのか?

今の日本の工業に魅力と未来は有るのか?
俺みたいに何かを作るのが好きな人間は、ほっといても勝手に、好き勝手に生きて行くけれど
物作りに興味があるけれど、でも入口が解らない若者はどうすれば良いのか?
せっかく興味が有っても、こんな技術者を蔑ろにする日本の環境でどうやって職人のタマゴが成長していけば良いのか?

根性・気合・精神論
それも大切だと思う
ハングリー精神が無い軟弱野郎が生き残れるほど世の中は甘くない
でも、待って欲しい
人は何処で変われるのか?
例え馬鹿でボンクラでも、何かの切っ掛け一つで変わることだって有るはずだろ?
そんな次の世代の技術者を育てつつ、今のブラックな世の中を少しでも生きやすい環境の基盤を作ってあげるのが
俺たちの世代の任務じゃないかな?

ぐちゃぐちゃしょうもない事ばっかり言ってるネガティブな足引っ張りはほっときゃ良い
いつか勝手に自滅するだろうし


それよりも今有る大切な技術を次の世代に伝えよう、今の腐った日本の体質を改善しよう
じゃないと日本は本気で終わる
自分の息子たち、さらに孫やひ孫達が困る事になる






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長らく脱線してしまいましたが、本題へと戻そうと思います( ^ω^)・・・

ま、言い訳なんですが、身体が一つしか無い物で、色々と在庫切れのパーツが続出しております><
お問い合わせ頂いた方にも毎回謝っている次第で御座います・・・・><

ダエグのスタビ本体は上がっているのですが、チタンのフォークガードが作れないままでした



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チタンてね
ご存知の方も多いとは、思いますが
加工に手間暇が掛かって大変なのです



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先ずは、何しか硬い

硬い硬いと言われるステンレスを日頃普通に扱う人間が「硬い・・・」と感じるのだから間違いなく硬いです><

このフォークガードの構造は、切り出された三枚の板から成るスリーピース溶接構造
因みに手曲げ(ハンマーは使うけれど)

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溶接してしまうと、磨けない部分が出来てしまうので、バラバラの状態で一度下磨きを行います

チタンの研磨をした事の有る人は少ないと思いますが、慣れないとかなり厄介です
アルミやステンレスを磨く感覚で同じようにやると必ず失敗します(ピカールの手磨きはやった事無い)
因みに手や服に顔は真っ黒


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下磨きが完了したら、徹底的に洗浄
溶接する時にバフ粉が残っていると溶接不良が出たり、ビートが乱れて不細工になります
材料が高いから失敗は許されないのです><




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溶接

表面は、トーチからアルゴンガスが噴き出しているので問題ないのですが、溶接の裏面はガスが当たらないので熱で酸化してしまいます
チタンは酸化させると強度が下がると言われている
それよりも溶接熱で酸化させるとガビガビになって美観を損ねてしまう



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そうならないように専用のガスシールドの冶具の上で溶接をします
多少焼け色は着いていますが、激しく酸化していないでしょ?
でも、アルゴンガスの消費量が通常の二倍になるのでふところが痛いのです・・・><


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せっかく曲げRを正確に合わせていたのに、溶接すると熱歪でRが変わっちゃうんです><
再びハンマーとハンドパワーにてRを整えます


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フォークガードのガード部分単品の内に再び磨きます
溶接ビートを滑らかに仕上げるのが目的の一つと、それと何やら加工しているうちに小傷が付いてしまうのでソレを始末します




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ガード部分と取付ベースを溶接する前に、再びキレイに洗浄を行います
溶接不良を防ぐのは勿論、油脂類が付着したまま溶接を行うと、変な焼け痕が付いてしまいます

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ガード部分とベースの溶接
ここでも熱酸化防止の為に専用冶具にてアルゴンガスを垂れ流しながら溶接してます><
経済的に悪いねん!


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そして皆さんが大好きな焼け色を入れる前に再び磨きなおします
このチタンフォークガードの加工時間の大半は磨きに費やされています

正直メゲてきます><
それぐらい下地が大切なんです


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焼け色を付ける前に再び洗浄
洗浄回数もやたらと多い

特にフィニッシュの工程で有る焼き入れは失敗が絶対に許されない
少しでも汚れや油脂類が付着していると、それが染みの様に浮き出てしまいます
洗浄にも工程が有ります
先ずはラッカーシンナーでバフ粉を溶かして洗浄します
次は、再びラッカーシンナーなのですが、キレイな新品のウエスで丁寧に拭き上げます
更に念を入れてシリコンオフにて拭き上げて、またまた新品のウエスで丁寧に乾拭きして仕上げます

で、焼いてヒートカラーを着る前にエアーブローにて細かい埃を吹き飛ばして
そして初めて炎を入れます

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その工程を経てようやく完成です



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そしてラストの工程がコチラ
色合わせ
極力似た焼け色を組み合わせます
神経衰弱っぽいです><
左右で極端に色が違うと嫌でしょ?

単品1組ぐらいならば気合一発で合わせますが炎は、生き物
これだけの数を一気に作ると、やはり焼け色加減に個体差が出てしまいます
他の色々な仕事もしなきゃならないので精神力が持ちません><





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それでも気に入らない物が出てくるのです><
そんな時は、再び下地処理から繰り返して再度研磨→焼き入れ






少し話が変わりますが、べつに手抜きと言う訳では、有りません
でもどうしても妥協しなきゃならない時が有ります
コスト的・時間的・理由は様々
でも、それをお客さんに渡した時に「ありがとう!めっちゃ気に入りました!」
そう言われた時に少し複雑な心境になります
もう少しあそこをこうやればよかったかな・・・・・って



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何となく納得いかなかったヤツも色が揃ってようやく完成








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Category:ダエグ

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