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ダエグ サブフレーム

2010/01/26(Tue) 19:04

サブフレームA
研磨作業が終了してやっとの事で取り付け出来る日がきました
本体取り付けパーツを除くとRバー Lバー センターバーで構成されるスリーピース構造です




サブフレームB
前回に「詳細は後ほどに」と続いた小さい穴は垂直剛性を上げる為のセンターバーを取り付ける為のボスを溶接する為の穴です


組み立てA
バイクに取り付ける前に仮組みしてみました
上から見て前側・後ろ側の垂直方向に力が入力されると、曲がりを多用したこのような形状では左右に開いたり、または内側に入ったりして本体がたわんでしまい見た目よりも遥かに剛性が低い物になってしまいます
そのたわみをセンターバーで連結させて左右の逃げを押さえ込みます



組み立てB
一般的に市販されているZRX用のサブフレームは効果が低いと言われている原因は恐らく加重が掛かると左右単独で付けられたバーがたわんでしまっている可能性が有るのかな?
センターを繋ぐとたわみも押さえ込めるしネジレ剛性も格段に上がります
余談ですがダウンチューブ補強バーもこの理屈です

でもZRXのサブフレームって前後のエンジンマウント同士を繋いでどうするの?ってのが正直な感想ですが・・・

取り付けA
嫌な溶接歪も上手く押さえ込めたので取り付けはすんなりと出来ました
またまた余談ですが車体右側の取り付けはエンジンボルトを利用せず、ダウンチューブ補強バーのクランプを改造してフレームにダイレクトに取り付けしています
縦方向の入力は左右のサブフレームで補って、左右方向のネジレに対してはダウンチューブ補強バー&センターバーで剛性を上げようって計算です
ネジレ剛性を上げると縦方向の入力にも強くなります(たわまないから)


取り付けB
取り付けC
デザインと言いましょうか設計で一番悩まされたのが左右非対称ながらも左右の統一感を出す事
右を見た後に左を見ると違うバイクだったら嫌ですもんね
ライン的にはエンジンのヘッドに刻まれた空冷っぽいフィンに平行配置しなくてはダサダサになる
ベンダーで曲げれないから角度切溶接するにしても曲がり角度は左右を統一したかった
しかし取り付け位置と高さが全く違うので、何処をどの角度に設定するかで見た目のスッキリ感がガラリと変わってしまいます
(左右の角度を統一して剛性を確保してカッコよくしたかった)
それといくらCADを使って図面を書いているとは言え、寸法をひらったりフレームの角度や倒れを測定するのはノギスやスケールや糸とか下げフリを使って、後は電卓で関数計算の繰り返しです
平面での測定は簡単ですが立方体で、絶対的な水平・直角基準が全く無くて一人で空中を測定しているので位置関係などを正確にCADに反映するのに苦労しました


クリアランスA
最後まで頭を悩まされたのがこの部分です・・・
極力張り出しは最小限に抑えたい、しかも取り付け剛性は出来るだけ確保したい
しかしこの場所にはウォーターホースが有る・・・コイツを避ける為には外側に逃げるしかない
だが外に逃げれば逃げる程スペーサーが長くなり剛性低下を招いてしまう・・・
もしも少しでも干渉してしまえば走行やエンジン振動で擦れてしまい、長い目でみるといずれホースを破損してしまうだろう
もしも出先などでホースがバーストしてしまうと大変な事になってしまうのでこれだけは避けなければいけない
で、結局周辺に5mmのクリアランスを確保したらこの有様・・・
もっと内側に追い込みたかった部分です、でもここで曲げたりして内に寄せると結局剛性低下を招きかねない
入力に対して極力ストレート構造が良いでしょう

クリアランスB
クリアランスC
センターバーのクリアランスです
低速走行時からアクセルを開けたりすると、ダエグのエアクリーナーボックスってボコッて感じで結構動くの知っています?自分は初めてボコッてのを経験した時はビックリしました
なのでクリアランスは大きめに確保しています


仕事帰りに走ってみた感想ですが、街乗り程度では殆ど変化は感じられませんでした!

「オイ、てめぇ!こんだけ引っ張ってそんな結末かよ!」
と、お叱りを受けそうですがこれが結論です!

しかし、タイトなターンインではフロントの入り方が軽く感じました
丁度タイヤのエアー圧を上げた時のような軽さって感じですかね?
街乗りでは差ほど効果は有りませんが高速道路では車体安定感が違います
高速道路の継ぎ目を越えた時の安定感と言いましょうか、車体の動きが垂直的に感じました
それと先にも書きましたがフロントの入り方が軽くなり、S字切り替えしでの車体反応が軽やかになりました
コーナー中の車体安定感も違う
ここじゃ詳しくは書けませんが僕は結構ブッ飛ばす方なので、尋常じゃない速度でのスタビリティはだいぶん良くなったように思います
今はまだ付けたばかりなのでどれ程変わったかはよく解りませんが、時間を掛けて変化を確認してみようと思います
制限速度厳守されるセーフティライダー(?)の方には多分、不必要な物かも知れませんね



最後に一言
シフトチェンジの度にスネが当たってシフトアップだけヤリ辛い!
バックステップが欲しくなってしまった!



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テーマ:バイク ジャンル:車・バイク

Category:ダエグ

comment(13trackback(0

2010/01/26(Tue)22:23

素晴らしい仕上がりですね!!

まさに工芸品のようです。

複雑な形状の溶接構造なので、寸法出しも大変だったでしょうね。

いい物見せてもらいました!!
ご苦労様です!!

名前:ごう (URL) 編集

2010/01/27(Wed)00:27

サブフレーム完成ですね。スバラシイ!!
カッコいいですね。

表現も分かりやすく、現状での効果がよくわかりましたよ。

僕も含めて欲しくなっちゃう人いっぱいいるんじゃないですか~

名前:yoisa (URL) 編集

2010/01/27(Wed)08:19

ついに仕上がったね。しかしほんま器用やなぁ~スゴイ!
でも行程がかなり煩雑そうやし、売るとなると価格設定が難しそう・・・

名前:an (URL) 編集

2010/01/27(Wed)12:28

ついに完成ですね!
仮組状態を見ると剛性高そうな構造が良くわかります。
確かに、市販のサブフレームはエンジンマウント同志を繋いでるだけなので、エンジン補強してどうすんの?って感じですね。

名前:Nikkor (URL) 編集

2010/01/27(Wed)19:01

ごうさん
下準備で時間を掛けたので溶接は楽でした
ごうさんも何かチャレンジしてみては?

名前:akai (URL) 編集

2010/01/27(Wed)19:05

yoisaさん
カッコよく見えます?
ありがとうございます
でも下道で舗装が悪い道路ではサスが柔らかい設定にも関わらず乗り心地は悪いですよ
剛性上げた一長一短てやつですね

名前:akai (URL) 編集

2010/01/27(Wed)19:10

anさん
このまま同じ物を作るにはさすがに工数が鬼程掛かりますのでもしも製品扱いするならばコイツを曲げれるベンダーを持っている所を探して、ある程度簡略化しなければ厳しいですね
途中で飽きるぐらいの工数が掛かってます

名前:akai (URL) 編集

2010/01/27(Wed)19:15

Nikkor さん
ですよね
僕もエンジンマウント強化には疑問を感じています
でも格好良いからOKじゃん!とも思ったりしてます

僕が作ったのも大差変わらない内容なんですけどね
でもカッコイイからOKです!

名前:akai (URL) 編集

2010/01/27(Wed)21:49

すっごいの出来たねぇ!
でも装着するにはバックステップ必須?
まぁ、フレーム補強するくらいだからバックステップ入ってるか!
DAEGにいろんな可能性を提案してくれるakaiさんの仕事、すばらしい!
拘りの仕事はこれからもがんばって続けてください。

名前:jimmy (URL) 編集

2010/01/27(Wed)22:01

jimmyさん
残念ながらバックステップを入れてないんですよ
昨日気が付いたのですがステップにちゃんと足を乗せれば普通にシフトチェンジが出来ました
かかとが擦れるフレーム付近の塗装が剥げるぐらい内足ホールドしているみたいです

名前:akai (URL) 編集

2010/01/27(Wed)22:23

渋いね(^^)
完成しましたね、中々使用には良さそうですね(^^)補強もバッチリ(^^)

名前:hiro (URL) 編集

2010/01/28(Thu)10:37

かっちょええやんか~~!!

すばらしい! 

売るとしたら 高くなりそやね~

名前:目玉ダンディー木村 (URL) 編集

2010/01/28(Thu)18:28

ですね~・・・
何か一つ物を作るには色々な課題が出て来るんですよ
作る自体は問題が無いのですが、製作方法や加工方法などを大幅に見直さなければ、製作コストが本気のワンオフ価格になってしまいます
このご時勢ですので、誰も手が届かないような物をリストしても仕方がないですから・・・
一応今回の件でどこに手間が掛かるのかと言う事と、図面が間違っていなかった事が確認出来ましたので、後は何が必要で何を省くかを考えてみます


でも、ちょっとしたこんなものがほしいとか言うものが有れば相談してみて下さいね
僕が出来る範囲で有れば力になりますよ

名前:akai (URL) 編集

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